大阪マラソンのお仕事きっかけで、陸上素人の自分が、ランニングにのめり込んだブログ

年間50レース位走る市民ランナー。仕事は電通でプロモーションプランナー。 (大阪マラソンは立ち上げから企画運営やっていました) 陸上は6年目でMarathon2:59:37 #SixStarFinisher #サブ3 #西川RAC #GRlab #北五葉NACコーチ #jaaf公認ジュニアコーチ

(振り返り)大阪マラソン2018

もう先週の事ですが、待ちに待った第8回大阪マラソンを走らせて頂きました。

 

2010年、東京からこのお仕事の為に転勤をして来て、素人ながらランニングの魅力にハマり、気付けば陸上部のコーチも始め、年間50レース位走る人になりました。

 

そして、昨年大阪マラソンの役回りを卒業し、今年の姫路城マラソンでギリギリ市民アスリート枠の権利を取得し、現コース最後の大阪マラソンに参加する事が出来ました。

 

当日に至るまで、ここでは表現しきれない程、沢山の思い出が頭によぎりました。

 

時には苦労しつつも、とても楽しかった思い出、そして、この大会を作って行く上でご尽力をされた方々の顔もたくさん浮かびました。本当に感謝しかありません。

 

そして、このような業務経験させて頂いただけではなく、このコースを走る事が出来るという幸せ喜びを胸に噛みしめながら、当日大阪城へ向かいました。

 

会場に到着すると、大阪城公園は、多くの人の笑顔であふれていました。みんながとても楽しそうです。

 

担当中は、本部やスタート地点にしかいなかったので、このような雰囲気になっていた事にとても驚きました。


本当にみんなが笑顔であふれています。これはこれまで色々な大会を見て来ましたが、1番です。大阪マラソンはやはりお祭りです。天気もこれまで8年の中で最高でした。

 

仲間と写真を撮り、適度にアップを済ませ、チームのメンバーの後を追うように、1時間20分前に整列しました。


前から3列目の右に陣取り、整列中も会社の先輩や、これまでお世話になった関係者の方々に沢山声をかけて頂き、ただただ感謝しかありません。

 

そして程よい緊張の中、いよいよ大阪マラソンがスタートしました。

 

スタート→5km  20分44秒

さて、天候や気分は最高なのですが、正直体調がイマイチ。この日に至るまでの4日間、インテックス大阪で立ちっぱなしのお仕事をしていたので、身体も足もとても重く、森ノ宮への下りでもスピードが出ません。何とか設定ペースの4分8秒/kmを維持しようとしますが、既に呼吸が苦しくなってきました・・・「あーどうしよー」と悩んでいた難波に向かう5キロ手前、なぜか沿道にふみコーチがいて「やすおファイト!!」というお声が・・・三田のあなたがなぜここに・・・コーチの激を頂いたのですが、5キロ通過が設定より遅いので、このままだと撃沈すると思い、早々にこのペースを諦めて4分10秒/kmを意識して進みます。

                

5km→10km  20分51秒

暑さにとにかく弱い私、この日も最高気温17℃でビクビクしていたのですが、思っていた以上に日陰が多くて、大阪マラソンは晴れでもとても走りやすいです。しかし相変わらずペース維持が辛い辛い(TT)でも、沿道から沢山声をかけて頂き、感謝を胸に一歩一歩前に進みます。「あっ、チャレンジランでやめたいかも」と思ってしまう程、ほっておくと上がってしまいそうな心拍数、すでにパンパンの足を出来るだけ落ち着かせて前に進みます。


10km→15km  20分54秒

御堂筋を折り返します。正直言って余裕がありません。ランナーズ・アイの前も空元気で通過。正直、金沢マラソンの時の方が数倍いい状態でした。ここでも多くの方に声をかけて頂きましたが、手を上げるのが精一杯。無愛想ですいません。初の給食エイドで、大阪プチバナナを食べるも胃が受け付けません。色々考えだすとネガになるので、とにかく無心で前に進む事だけを考えていました。


15km→20km  21分08秒

大阪ドームへの登り、大阪ドーム前での登り。ともに大したことない登りですが、何だかヘロヘロしています(´・_・`)すっごい楽しいはずなんだけど、すっごく辛い。せっかくの大阪マラソンだから、楽しむ為にタイムを狙わないという選択肢が頭をよぎりますが、性格的にそれは無理。なんて事を色々勝手に葛藤していました。


20km→25km  21分12秒

中間地点を1時間28分ちょうど位で通過。「後半1時間29分台でも57分台だ」と思えてペースが勝手に落ちたのと、この区間で三田や神戸市のラン仲間に沢山声をかけて頂けた事で、ゼーハーしていたのが少し楽になりました。本当にありがたい事です。この辺りからポツポツと後ろを走っていたランナーに抜かれだしますが、既にいっぱいいっぱいなので、マイペースを貫いて進みました。


25km→30km  21分18秒

この区間で、辛そうに走る野尻あずさ選手を交わします。「世陸にも出ている同世代の選手でも、こんなに辛い時があるんだ」と思えた事で、自分の辛さなんてまだまだ序の口に思えて、少し楽になりました。楽しみにしていたここのディープなエリアは、聞いていたよりとても暖かい声援で溢れていました(涙)


30km→35km  21分35秒

さて、いよいよまいどエイドです。まずはたこ焼きをギリギリキャッチ!口に入れますが、やっぱりこのペースでタコを噛み切るのは無理(´・_・`)申し訳無い気持ちでタコだけゴミ箱に。そして色々取り損ねて、何とか後はパインだけキャッチ!食べたら吐き気(本当にすいません)。やっぱり体調イマイチのようです。35キロに近づくにつれて、左のハムがピクピクして来ました。非常に危険な兆候なので、スピードを落としてごまかしながら進みます。


35km→40km  22分20秒

少しペースを戻した36キロ手前、スピードを上げたせいか、ピクピクに我慢出来なくてストップします。案の定、止まった瞬間にハムが攣りました。痛みを堪えて1分位は静止したでしょうか、ついにはサブ3ペーサーにも抜かれます。「焦るな、焦るな」と気持ちを落ち着かせてとにかく回復を待ちます。何とか少し走り出して南港大橋手前、また攣ってストップ。「まだ登ってないのに・・・」でもここでの回復は早く、何とか走り出します。でも2回攣ったおかげで足がバカになったのか、何故か普通に走れるように(・ω・)ペースを戻して淡々とフィニッシュに向かいます。


40km〜フィニッシュ  9分24秒

40kmの通過が2時間50分ジャスト。金沢マラソンの時より30秒は早いので、後は自己ベストとの戦いでとにかく前に前に。正直ここまで不甲斐ない走りだったので、何とかPBだけは・・・と思ってラストの力を振り絞りました。そしてラストの直線、多くの関係者の方が声をかけて頂いていたようですが、全く耳に入っておらず・・・またもやギリギリ11秒だけPB更新をしてフィニッシュ!

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感極まって泣くつもりだったんですけど、終始辛すぎて全く泣けず(´・_・`)気合いを入れすぎた大阪マラソンは、ピーキングの失敗により大反省の元終了しました。辛かったけど、走りやすくて沿道も凄い。気付けばあっという間。やっぱり楽しいマラソンでした。

 

これで一応マラソンは3連続サブ3。少し走り方は分かって来たけど、チャレンジが足りてないです。東京マラソンまで3ヶ月あるので、1から作り直して次こそは爆走します。


人生を変えてくれたランニング、人生を変えてくれた大阪マラソン。改めて、関係者の皆様本当にありがとうございました‼️また来年新コースで。

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